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オフィスにおすすめの観葉植物10選|快適な職場づくりのヒント

デスクの上に緑を取り入れることで、働きやすい環境を作り出し、業務効率の向上やリラックス効果をもたらします。オフィス緑化は視覚的な癒しだけでなく、空気を清浄し、職場の雰囲気を向上させるなど、多くのメリットがあります。本記事では、オフィスデスクに緑を取り入れるための具体的なアイデアとその効果を解説します。初心者でも簡単に始められる方法から、デザイン性を重視したアレンジまで幅広くご紹介します。
オフィスに観葉植物を取り入れるメリット
空気清浄効果で職場環境を改善
観葉植物は二酸化炭素を吸収し、酸素を供給することでオフィス内の空気を浄化します。さらに、ホルムアルデヒドやベンゼンなどの有害物質を吸収する効果も期待できます。特に、サンスベリアやポトスは空気清浄効果が高く、オフィスに最適です。
ストレス軽減とリラックス効果
植物の緑は視覚的なリラックス効果があり、ストレスの軽減に役立ちます。特に長時間のデスクワークでは、緑を取り入れることで心の落ち着きを得ることができます。研究では、緑のあるオフィスは従業員のストレスを軽減し、快適な職場環境を作ることが証明されています。
視覚疲労の軽減と集中力向上
PC画面を長時間見続けることで生じる視覚疲労も、観葉植物の緑が目の疲れを和らげます。特にデスク周りに小型の観葉植物を配置することで、定期的に視線を植物に向ける習慣ができ、目の負担を減らすことができます。
職場の雰囲気を向上させるインテリア効果
オフィスに観葉植物を取り入れることで、シンプルな空間が洗練された印象になります。特に、エントランスや会議室に大型の観葉植物を配置することで、来訪者に好印象を与える効果も期待できます。
オフィスにおすすめの観葉植物10選
手間がかからず育てやすい観葉植物
1. サンスベリア・ゼラニカ | 水やり頻度が少なめ
項目 | 内容 |
---|---|
日当たり | 直射日光を避けた日当たりのいい場所(室内) |
温度 | 最低10℃以上をキープする |
耐寒性 | 弱い |
耐暑性 | 強い |
水やり | 春夏:土が乾いたら水やり(鉢の中心部分までしっかり乾いてから) 秋冬:葉の表面にしわが寄ってから(10月以降はほぼ断水) |
解説
サンスベリア・ゼラニカは観葉植物でありながら、多肉植物のように乾燥に強い特性を持っています。水やりの頻度が少なく、手間がかからないため、オフィスでも育てやすい植物のひとつです。
環境が整えば10~20年と長く生きることができ、開花すると「幸運を呼ぶ花」ともいわれています。また、縦長の成長スタイルのため、狭いオフィススペースでも邪魔にならず、すっきりと管理できるのもメリットです。
一方で、冬場は温かい室内でも冷気を避けるように配置するのがポイントです。特に、窓際での管理は寒さでダメージを受けやすいため、できるだけ冷気が直接当たらない場所で育てるようにしましょう。
2. パキラ | 初心者でも育てやすい
項目 | 内容 |
---|---|
日当たり | 半日陰が最適 |
温度 | 15℃以上 |
耐寒性 | 弱い |
耐暑性 | 普通 |
水やり | 週1回程度、土が乾いたら水やり |
解説
パキラは「発財樹」とも呼ばれ、風水的にも良いとされる人気の観葉植物です。耐陰性があるため、オフィスのデスクや窓のない部屋でも元気に育ちます。
成長スピードが速く、剪定によってコンパクトに保つことができるため、オフィスのインテリアにもぴったりです。また、初心者でも育てやすい点が大きな魅力です。
水やりは、春~夏は週1回程度、冬場は土が乾いてから少なめに行うと、根腐れを防げます。
乾燥に強い観葉植物
3. フランスゴムの木 | 耐寒性・耐暑性ともに強い
項目 | 内容 |
---|---|
日当たり | 日当たりのよい室内 |
温度 | 15℃以上 |
耐寒性 | やや強い |
耐暑性 | 強い |
水やり | 週1回程度、乾燥気味に管理 |
解説
フランスゴムの木は、乾燥や寒さに比較的強く、初心者でも育てやすい観葉植物です。オフィスのデスク横やエントランスなど、どんな場所にも適応しやすいのが特徴です。
ゴムの木系の観葉植物は、空気中のホコリや有害物質を吸収する効果があり、オフィスの空気を清潔に保つ手助けをしてくれます。
水やりは乾燥気味に管理し、特に冬場は根腐れを防ぐために水を控えめにすることがポイントです。
4. ユッカ・エレファンティペス | スタイリッシュな見た目
項目 | 内容 |
---|---|
日当たり | 明るい半日陰 |
温度 | 15℃以上 |
耐寒性 | 強い |
耐暑性 | 強い |
水やり | 乾燥気味に管理、月2~3回程度 |
解説
ユッカ・エレファンティペスは、「青年の木」とも呼ばれ、スタイリッシュなフォルムが特徴の観葉植物です。耐寒性・耐暑性ともに強いため、オフィスでも育てやすく、特にエントランスや受付に最適です。
乾燥に強いため、水やりの頻度は少なくて済みます。土が完全に乾いてから水を与えることで、根腐れを防ぐことができます。
デスク周りにぴったりの観葉植物
5. シマトネリコ | 繊細な葉が美しい
項目 | 内容 |
---|---|
日当たり | 直射日光を避けた明るい場所 |
温度 | 15℃以上 |
耐寒性 | 普通 |
耐暑性 | 普通 |
水やり | 週1回程度、乾燥時は葉水も |
解説
シマトネリコは、繊細な小さな葉が美しく、オフィスのデザイン性を高めるのにぴったりの観葉植物です。爽やかな印象を与えるため、リラックススペースやデスク横の装飾におすすめです。
適度な湿度を好むため、乾燥する冬場は霧吹きで葉水を与えることで美しさを保つことができます。
6. ペペロミア・サンデルシー(スイカペペロミア) | コンパクトで育てやすい
項目 | 内容 |
---|---|
日当たり | 半日陰が最適 |
温度 | 15℃以上 |
耐寒性 | 弱い |
耐暑性 | 普通 |
水やり | 週1回程度、過湿に注意 |
解説
ペペロミア・サンデルシーは、葉の模様がスイカに似ていることから「スイカペペロミア」とも呼ばれています。コンパクトで場所を取らず、デスク上や棚に置くのに最適です。 耐陰性があり、オフィスの蛍光灯の光でも元気に育ちますが、寒さに弱いため冬場は暖かい室内で管理しましょう。
水やりは少なめがポイント。土の表面がしっかり乾いてから与えることで、根腐れを防ぐことができます。
オフィスのエントランスや会議室におすすめの大型観葉植物
7. エバーフレッシュ | 優雅で存在感のある葉
項目 | 内容 |
---|---|
日当たり | 明るい日陰 |
温度 | 15℃以上 |
耐寒性 | 普通 |
耐暑性 | 普通 |
水やり | 週1回程度、乾燥しすぎないよう注意 |
解説
エバーフレッシュは、葉が細かく、夜になると葉を閉じるというユニークな特性を持つ観葉植物です。昼と夜で変化が楽しめるため、オフィスの癒しアイテムとしても人気があります。
特に、リフレッシュスペースや休憩室に配置すると、リラックス効果を高めることができます。
乾燥にやや弱いため、冬場は霧吹きで葉水を与えるのがポイントです。
8. ドラセナ・コンシンネ | モダンなデザイン
項目 | 内容 |
---|---|
日当たり | 明るい日陰が最適 |
温度 | 10℃以上 |
耐寒性 | やや強い |
耐暑性 | 普通 |
水やり | 週1回程度、冬はやや控えめに |
解説
ドラセナ・コンシンネは、細長い葉が特徴で、モダンなオフィスインテリアと相性抜群です。
成長するとスラっとしたスタイルになるため、エントランスや会議室に配置すると洗練された印象を与えられます。
おしゃれな観葉植物
9. フィカス・ベンガレンシス | 高級感のある観葉植物
項目 | 内容 |
---|---|
日当たり | 明るい半日陰 |
温度 | 15℃以上 |
耐寒性 | 普通 |
耐暑性 | 強い |
水やり | 週1回程度、乾燥気味に管理 |
解説
フィカス・ベンガレンシスは、しっかりとした幹と丸みのある葉が特徴で、高級感のある雰囲気を演出します。
特に、来客スペースやエントランスに配置すると、オフィスの品格がアップするため、企業イメージを向上させたい方におすすめです。
成長が早いため、適度に剪定しながら形を整えると、インテリアとしても美しく保てます。
10. ドラセナ・デレメンシス・コンパクタ | コンパクトで管理しやすい
項目 | 内容 |
---|---|
日当たり | 明るい半日陰 |
温度 | 15℃以上 |
耐寒性 | やや強い |
耐暑性 | 普通 |
水やり | 週1回程度、乾燥気味に育てる |
解説
ドラセナ・デレメンシス・コンパクタは、コンパクトながらもボリュームのある葉を持ち、存在感のある観葉植物です。
初心者でも育てやすく、耐陰性があるため、オフィスのデスクや会議室など、どこでも手軽に配置できるのが魅力です。
水やりは週1回程度で十分。乾燥気味に管理すると、元気に育ちます。
オフィスに観葉植物を配置する際のポイント
デスクの上に置く場合の注意点
デスクの上に置く場合は、スペースを圧迫しない小型の観葉植物を選びましょう。また、鉢底に水が溜まらないように受け皿を使用し、周囲の書類やPCを濡らさない工夫が必要です。
エントランスや会議室に適した配置方法
エントランスには高さのある大型観葉植物を置くと、来客にインパクトを与えられます。会議室には、テーブルの端に小さな観葉植物を配置することで、場の雰囲気を和らげる効果が期待できます。
狭いスペースでも効果的に配置するコツ
壁掛けプランターや吊るすタイプの観葉植物を利用することで、狭いスペースでも効果的に緑を取り入れることが可能です。
光が届きにくい場所でも育つ植物の選び方
オフィス内で日当たりが少ない場所には、耐陰性の高いポトスやアグラオネマがおすすめです。
オフィスに観葉植物を取り入れる際の注意点
葉のホコリや虫対策の方法
葉の表面にホコリが溜まると光合成が妨げられるため、定期的に湿った布で拭くか、霧吹きで水を吹きかけるようにしましょう。
適切な水やりの頻度と管理のコツ
水やりは植物の種類に応じて調整し、土の表面が乾いたら水を与えるのが基本です。水のやりすぎを防ぐために、鉢底に水抜き穴があるものを選ぶと良いでしょう。
エアコンの風や乾燥対策
エアコンの風が直接当たると乾燥しやすくなるため、風が直接当たらない位置に配置することが重要です。
オフィス環境に合った鉢の選び方
デスク周りには小型で軽量な鉢、エントランスには陶器製やモダンなデザインの鉢を選ぶと、インテリアとしての魅力も高まります。
まとめ
オフィス緑化で快適な職場環境を実現
観葉植物を取り入れることで、空気がきれいになり、ストレスが軽減され、職場環境の向上が期待できます。
手入れが簡単な植物を選ぶことで、オフィスでも長く楽しむことができます。パキラやサンスベリアなどの育てやすい植物を導入すると良いでしょう。
デスク、エントランス、会議室など、それぞれのスペースに合った観葉植物を取り入れることで、オフィスの雰囲気を大きく改善できます。