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オフィスや公共施設に最適!大型観葉植物の選び方とおすすめ10選

オフィスや公共施設に観葉植物を取り入れることで、空間に癒しをもたらし、リラックス効果や生産性向上が期待できます。特に大型の観葉植物は視覚的なインパクトがあり、空間をスタイリッシュに演出するための人気アイテムです。本記事では、業務空間に最適な「大型観葉植物の選び方」と「おすすめの10選」を詳しくご紹介します。
大型観葉植物の魅力と導入のメリット
オフィスや公共施設での大型観葉植物の効果
企業のオフィスや公共施設に大型観葉植物を導入することは、空間の雰囲気を大きく変え、職場環境を快適に保つために有効です。特に、以下のような効果が期待されます。
1. 空気清浄効果とストレス軽減効果
観葉植物は二酸化炭素を吸収し、酸素を供給することで、室内の空気を浄化する働きがあります。また、葉や幹が空気中の有害物質を取り込み、フィルターの役割を果たします。さらに、緑の植物を見ることで心理的なリラックス効果が得られ、従業員のストレスを軽減し、集中力を向上させる効果が報告されています。これは、特に忙しい企業や公共施設において重要な要素です。
2. インテリア性による空間のイメージアップ
大型の観葉植物は視覚的なインパクトがあり、オフィスやロビー、会議室などの空間をスタイリッシュに演出します。
また、植物の配置によって、スペースの区切りを設けたり、プライバシーを保護したりすることも可能です。これにより、オープンスペースのオフィスでもメリハリのあるレイアウトが実現し、従業員の作業効率が向上します。
大型観葉植物が企業に与えるブランディング効果
1. 来訪者への印象を向上
企業や公共施設のエントランスや受付に大型の観葉植物を配置することで、訪問者に好印象を与えることができます。視覚的に美しい植物は、企業の環境意識や持続可能性への取り組みを示すシンボルともなります。
近年、SDGs(持続可能な開発目標)の観点から、企業はエコフレンドリーな活動をアピールすることが求められています。オフィスや施設内にグリーンを導入することは、その一環としての効果も期待できます。
2. 働きやすい環境づくりの一環として
観葉植物をオフィスに取り入れることは、従業員の満足度やエンゲージメントの向上にもつながります。植物の持つリラックス効果や癒しの力は、職場のストレスを軽減し、クリエイティブな発想を促進する効果もあるため、特にクリエイティブ部門やデザイン部門などでの効果が期待されます。
また、植物を取り入れることで従業員の健康をサポートし、長期的な生産性向上に寄与します。
大型観葉植物の選び方
置き場所に合わせた選び方
オフィスや公共施設に大型の観葉植物を導入する際、設置場所によって適した植物が異なります。まずは、設置場所の環境に合った植物を選ぶことが重要です。
1. 日当たりの良い場所向け
日光がたっぷり入る窓際や明るいスペースに適しているのは、ベンジャミンやガジュマル、アルテシマといった太陽の光を好む植物です。これらの植物は、日光によって葉が健康的な色を保ち、成長が促進されます。オフィスの窓際やロビーの大きな窓の近くに配置するのに最適です。
2. 日陰に強い種類
一方、日光があまり届かない場所には、シェフレラ・コンパクタやフィカス・ベンガレンシスが適しています。これらの植物は耐陰性が高く、蛍光灯の光があれば十分に生育します。太陽が差し込まない室内でも、蛍光灯の光が7時間以上当たっていれば設置することが可能です。
3. 室内 vs 屋外設置のポイント
室内用の植物としては、パキラやシェフレラ・コンパクタなど、比較的温度変化に強い種類が適しています。屋外設置にはオリーブの木やユーカリのような耐寒性のある植物が推奨されます。
メンテナンスのしやすさで選ぶ
オフィスや公共施設では、日常的に手間をかけられない場合が多いため、メンテナンスが少なくて済む観葉植物を選ぶのが賢明です。
メンテナンスの専門業者に頼むのもおすすめです。
1. 水やりや剪定の手間が少ない品種
例えば、カシワバゴムやシェフレラ、サンスベリアは、比較的乾燥に強く、水やりの頻度を抑えられるため、忙しい企業や公共施設に最適です。また、剪定も少なくて済み、葉が自然に整った形状を保ちます。セラミックソイルを使った植物を選ぶのも一つです ただし、暖房がよく聞いているような、空気がとても乾燥している場所では、葉からの蒸散も多くなるので注意が必要です
2. 長期間育てやすい観葉植物の特徴
ユッカやシェフレラ・コンパクタなどは、丈夫で長寿命の品種として知られています。これらの植物は、耐陰性と耐乾性に優れており、比較的手入れが少なくても長期間美しい状態を保てます。特に、育成に時間を割けない場所や、定期的なメンテナンスが難しい環境で活躍します。
サイズ・価格帯での選び方
最後に、企業の予算やスペースに合わせて、適切なサイズと価格帯の観葉植物を選ぶことが重要です。
1. 購入時の注意点
大型観葉植物は、購入時にサイズをしっかり確認することが必要です。特に、高さが170cm以上のものは、天井の高さやスペースを考慮しないと圧迫感を与えることがあります。また、鉢の大きさや重さも考慮し、設置場所の耐荷重に注意しましょう。
2. 予算に応じたおすすめ品種
- 低予算の場合:パキラやホンコンカポック、フィカスロブスターは手頃な価格で手に入れることができ、初心者でも育てやすいです。
- 中〜高予算の場合:オーガスタやフィカス・ウンベラータ、カシワバゴムは、デザイン性と存在感があり、企業のブランディング効果を高めます。
- 高級志向の場合:幹の太いものや、美しい樹形のものがおすすめです。フィカス・ベンガレンシスやフィカスアルテシマ、シェフレラ・アンガスティフォリアは、特にオフィスのエントランスやVIPルームに最適です。これらは見栄えがよく、訪問者への印象を高めます。
おすすめの大型観葉植物10選
1. フィカス・ウンベラータ:リラックス効果のある人気品種
特徴:フィカス・ウンベラータはハート形の大きな葉が特徴的で、リラックス効果があるとされています。オフィスや公共施設の空間に設置することで、柔らかな雰囲気を演出し、訪問者や従業員の心を和ませます。比較的手間がかからず、日陰でも育てやすいため、メンテナンスが難しい場所でも安心です。
おすすめの設置場所:エントランス、応接室、会議室の隅
2. セローム:高さがあり、存在感抜群
特徴:セロームはそびえ立つ幹と、掌状の大きな葉が豊かに広がる観葉植物です。存在感があり、広いオフィスやロビーに最適です。比較的耐陰性もあり、乾燥にも強いです。
おすすめの設置場所:窓際、広めのロビー、オープンスペース
3. パキラ:丈夫で初心者向け
特徴:パキラは成長が早く、初心者にも育てやすい観葉植物として人気です。耐陰性が高く、水やりも比較的少なくて済むため、忙しいオフィス環境にぴったりです。風水的にも「金運を呼び込む」とされており、オフィスの開運アイテムとしても活用できます。
おすすめの設置場所:デスク周り、オフィスの入口、会議室
4. カシワバゴム:シンプルでインテリアに映える
特徴:シンプルでスタイリッシュな樹形が魅力のカシワバゴムは、インテリアとしても優秀です。耐陰性があり、間接光でも耐えるため、窓のない部屋や日光が届きにくい場所でも育てられます。
おすすめの設置場所:エレベーターホール、応接室、廊下の装飾
5. オリーブの木:屋外向け
特徴:オリーブの木はシンボルツリーとして人気です。比較的耐陰性のある種類もありますが、屋外で生育させるのがおすすめです。オフィスの屋外エントランスや庭園にも最適です。乾燥に強く、管理が簡単なため、企業のシンボルとして比較的長期間活用できます。
おすすめの設置場所:エントランス、バルコニー、庭園
6. ユッカ・エレファンティペス:耐陰性が高く、丈夫
特徴:ユッカは「青年の木」とも呼ばれ、丈夫で手入れが簡単な植物です。比較的耐陰性があり、乾燥にも強いため、忙しいオフィスでも安心して育てられます。直立する葉が特徴的で、モダンなインテリアにもマッチします。
おすすめの設置場所:会議室、オープンスペース、受付
7. シェフレラ・コンパクタ:美しい枝ぶりが特徴
特徴:シェフレラは樹形が美しく、デザイン性が高いものがあります。オフィスや商業施設の装飾に適しています。明るい間接光を好むものの、耐陰性もあるため、室内でも育ちます。
おすすめの設置場所:応接室、休憩スペース、カフェエリア
8. モンステラ:独特な葉形が視覚的に楽しい
特徴:モンステラは独特な切れ込みの入った葉が特徴で、空間にアクセントを加えます。育てやすく、半日陰でも元気に育つため、照明が少ない場所でも活躍します。湿度にも強いため、オフィスの空気環境を整える効果も期待できます。
おすすめの設置場所:オフィスラウンジ、カフェスペース、ロビー
9. フィカス・ベンガレンシス:個性的な樹形が特徴
特徴:フィカス・ベンガレンシスは、個性的な樹形が特徴です。葉が厚く、耐陰性があるので、日当たりが悪い場所でも耐えます。また、耐寒性もあるため、15℃あれば冬場のオフィスでも問題なく育成できます。
おすすめの設置場所:廊下、応接室、オフィス
10. アレカヤシ:優美な樹形で人気のヤシ
特徴:アレカヤシは、優美な葉の流れが特徴です。耐陰性があり、湿度を保つことでオフィスの空気環境を改善します。大きく広がる葉が空間に開放感を与え、リゾート風の雰囲気を演出します。
おすすめの設置場所:エントランス、オフィスラウンジ、広めの会議室
大型観葉植物の設置アイデアと注意点
効果的な設置場所の例:エントランス・会議室・ロビー
1. エントランスの装飾
企業のエントランスは、来訪者が最初に目にする場所です。ここに大型観葉植物を配置することで、企業イメージを高めると同時に、来訪者にリラックスした印象を与えます。例えば、ベンジャミンやフィカス・ウンベラータなどの高さのある観葉植物は、広いエントランスに最適です。植物の存在感が、企業のプロフェッショナルなイメージを強調し、自然と調和した空間を演出します。
2. 会議室での活用
会議室に大型観葉植物を置くことで、堅苦しい雰囲気を和らげ、リラックスしたコミュニケーションを促進します。ドラセナ・マッサンゲアナやユッカなど、メンテナンスが比較的簡単な植物を選ぶと、忙しいオフィスでも管理がしやすくなります。また、植物の配置によって部屋全体の空気が清浄化され、集中力や創造力が向上するとされています。
3. ロビーや休憩スペース
ロビーや広い休憩スペースには、広がりのあるアレカヤシやオーガスタがおすすめです。これらの植物は視覚的なインパクトが大きく、開放感を生み出します。コンパクトにしたいなら、ドラセナ・コンパクターや、フィカス・ベンガレンシスがおすすめです。従業員がリラックスできるスペースとして機能し、休憩時間を快適に過ごせる環境を提供します。また、空間に自然の要素を取り入れることで、企業のエコ意識や持続可能な取り組みをアピールすることも可能です。
大型観葉植物の育成時に気をつけたいポイント
1. 適切な水やりと葉水、肥料の管理
大型観葉植物を健康に育てるためには、適切な水やりが欠かせません。特に、オフィス環境では空調によって乾燥しがちです。水やりの基本として、土の表面が乾いたら、鉢底から水が出るくらいたっぷりとまた、土全体に行き渡るように満遍なく水を与えることを心がけましょう。また葉の裏面に霧吹きをこまめにします。適度な湿度を保つ事で病虫害予防になります。ただし、過剰な水やりは根腐れの原因となるため注意が必要です。植物ごとに異なる水やりの頻度を把握し、定期的に確認することが重要です。
気温が高い時間や、低い時間には水やりや葉水は避けましょう。
また、植物の成長をサポートするためには、3月下旬から真夏を避け、10月ごろの成長期に適宜肥料を与えるのがおすすめです。緑が生き生きとし、株の成長を助けます。ただし、冬季は成長が鈍るため、肥料を控えることがポイントです。
水やりが苦手な方は、水やりのタイミングがわかりやすい
セラミックソイルの観葉植物もおすすめです。
株式会社喜芳園で取り扱っています。
2. 冬季の温度管理と害虫対策
冬季は気温が下がり、室内の温度管理が重要になります。観葉植物の多くは寒さに弱く、15度以下になると成長が鈍るため、寒冷地や冷えやすい場所では、植物を窓際から離して配置するか、暖房の風が直接当たらない場所に移動させましょう。
さらに、暖房使用時は空気が乾燥するため、霧吹きで葉に水を与え、乾燥対策を行うと植物の健康を保てます。また、乾燥した環境では害虫(特にハダニやアブラムシ)が発生しやすくなるため、葉の裏側を定期的にチェックし、害虫が見つかった場合はすぐに対処してください。
3. 定期的な剪定と清掃
大型観葉植物は定期的に剪定を行うことで、健康的な成長を促進します。枯れた葉や不要な枝を取り除くことで、新しい葉が伸びやすくなります。また、葉の表面にはホコリが溜まりやすいため、柔らかい布で拭き取ることで、光合成を効率的に行えるようにしましょう。これにより、植物の見た目も美しく保つことができます。
まとめ
オフィスや公共施設に最適な大型観葉植物を選ぶ際には、設置場所や日照条件、メンテナンスの手間を考慮することが重要です。特に、耐陰性が高く、乾燥に強い品種を選ぶことで、長期間にわたり美しい状態を維持できます。また、適切な水やりや剪定、冬季の温度管理といった基本的なメンテナンスを行うことで、植物の健康を保ち、空間全体を清潔で快適な環境に保つことができます。
今回の記事では、オフィスや公共施設におすすめの大型観葉植物を10種類紹介しました。各種の特徴や設置場所の例を参考に、企業のニーズやスペースに最適な植物を選定してみてください。観葉植物の導入により、空間の価値を高め、働きやすい職場環境を実現するお手伝いができれば幸いです。
ぜひこの機会に、オフィスや公共施設に適した観葉植物の導入を検討してみてください。長期的な視点での投資として、従業員の満足度向上や訪問者への好印象を生み出す効果を実感できることでしょう。