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オフィスにグリーンパーテーションを導入するには?設置方法や選び方、効果を解説

近年、働き方改革やオフィス環境の見直しが進む中で、「グリーンパーテーション」が注目を集めています。空間を仕切るだけでなく、緑の力を活用してオフィスをより快適な場所に変えるこのアイテムは、多くの企業で導入が始まっています。
本記事では、オフィスにグリーンパーテーションを導入する際の具体的な方法から、選び方のポイント、期待できる効果まで解説します。新しいオフィスを立ち上げる方、既存のオフィス環境を改善したい方は、ぜひ参考にしてみてください。
グリーンパーテーションとは?効果とメリットも解説
グリーンパーテーションとは
グリーンパーテーションとは、観葉植物やフェイクグリーンを組み込んだ間仕切りのことです。単なる目隠しや空間の仕切りとしてだけでなく、植物が持つ様々な効果をオフィス環境に取り入れることで、従業員のウェルビーイング向上や生産性アップに貢献すると期待されています。
グリーンパーテーション設置の効果・メリット
従業員の心身のケアと生産性の向上
植物の緑によるストレス軽減効果でメンタルヘルスを安定させ、集中力を高めることで業務効率を向上させます。脳の疲労を和らげ、リラックスした状態から生まれるクリエイティブな発想や活気ある職場環境を実現します。
快適な空気質と機能的な空間設計
天然の空気清浄・加湿機能により、乾燥や有害物質から従業員の健康を守り、音響効果や視覚的な目隠しとしてプライバシーも確保します。圧迫感のない仕切りとして、静かで健康的かつ集中しやすい快適なワークスペースを構築可能です。
企業ブランディングとオフィス美観の向上
緑あふれる洗練されたオフィスは、来客に好印象を与えるだけでなく、健康経営や環境配慮に積極的な企業姿勢を対外的にアピールできます。美観の向上が社内外からの評価を高め、採用力や企業価値の向上という長期的な利益をもたらします。
オフィス向けグリーンパーテーションの種類
オフィスのスペースや目的に応じて、様々なタイプのグリーンパーテーションがあります。それぞれの特徴を理解し、最適なものを選びましょう。
自立型パーテーション
キャスター付きや安定したスタンドを備え、単体で自立するタイプです。レイアウト変更が容易で、フレキシブルな空間づくりに適しています。オフィス内のゾーニングや一時的な目隠し、イベントスペースの演出などに活用されます。
壁面設置型パーテーション
壁に直接設置するタイプで、省スペースでグリーンを取り入れられます。絵画のように壁面を彩り、アート感覚でオフィスデザインに溶け込みます。壁一面をウォールグリーンにすることで、ダイナミックな空間を演出することも可能です。
吊り下げ型パーテーション
天井から吊り下げるタイプで、空間に軽やかさと立体感をもたらします。視線をを遮りつつも圧迫感が少なく、開放的な雰囲気を保ちたい場合に適しています。高さを活かした空間演出や、視覚的なアクセントとしても効果的です。
プランターボックス一体型パーテーション
プランターボックスとパーテーションが一体になったタイプです。植物を育てる機能と間仕切り機能を兼ね備えています。収納スペースが付いているものもあり、実用性とデザイン性を両立させたいオフィスにおすすめです。
グリーンパーテーションの選び方
効果的なグリーンパーテーションを導入するためには、以下のポイントを押さえて選ぶことが重要です。
①設置スペースとサイズの確認
まず、設置したい場所の広さ、高さ、奥行きを正確に測りましょう。通路の動線を妨げないか、圧迫感を与えないかなどを考慮し、適切なサイズを選ぶことが重要です。
②オフィスの日当たり条件に合った植物選び
設置場所の日当たり条件に合わせて選びましょう。日当たりの良い場所には光を好む植物を、日陰になりやすい場所には耐陰性のある植物を選ぶ必要があります。管理の手間を考慮し、フェイクグリーンを選択するのも一つの手です。
③メンテナンスの手間と頻度
生きた植物を導入する場合、水やり、剪定、施肥などの定期的なメンテナンスが不可欠です。手間を最小限に抑えたい場合は、フェイクグリーンや多肉植物などを検討しましょう。
④予算と初期コスト
本体価格、植物代、設置工事費、そして将来的なメンテナンス費用がかかります。初期費用だけでなく、長期的な運用コストも考慮して予算を組みましょう。
⑤デザインとオフィスの雰囲気との調和
オフィスのインテリア(モダン、ナチュラル、和風など)に合わせてパーテーションの素材や植物の種類を選びましょう。統一感のある空間は従業員のエンゲージメントを高めます。
⑥安全性と安定性の確保
自立型や大型のパーテーションを設置する際は、転倒防止対策が不可欠です。地震などの災害時にも安全を確保できるよう、安定性の高い製品を選び、必要に応じて固定措置を講じましょう。
グリーンパーテーションの設置方法5ステップ
グリーンパーテーションを効果的に導入するための具体的なステップをご紹介します。
STEP1|設置場所の選定とレイアウト設計
導入目的を明確にし、従業員の動線、採光、電源の位置などを考慮して、具体的なレイアウト設計を行いましょう。図面を作成するとイメージの共有がスムーズです。
STEP2|必要な備品・資材の準備
パーテーション本体、植物、鉢、土、設置工具などを準備します。専門業者に依頼する場合は、これらの手配をすべて任せることができます。
STEP3|設置作業の実施
本体の組み立てと設置を行います。壁面設置型や吊り下げ型の場合は、専門業者による確実な施工が必要です。周囲の安全と家具への損傷に注意して作業します。
STEP4|植物の配置と調整
植物の成長スペースやメンテナンスのしやすさを考慮して配置を調整します。フェイクグリーンの場合は、より自然に見えるようにバランスを整えます。
STEP5|メンテナンス体制の構築
水やりや剪定などのスケジュールを立て、担当者を明確にします。専門業者に委託する場合は、サービス範囲を確認し、定期報告を受ける体制を整えましょう。
グリーンパーテーション導入の費用相場
導入費用は、種類やサイズ、設置方法によって大きく変動します。費用の内訳は主に以下の通りです。
- 本体価格: 数万円から、大規模なものだと100万円を超えるケースもあります。
- 植物代: 種類やサイズにより変動。フェイクグリーンは初期費用が高めですが、後の維持費は抑えられます。
- 設備工事費: 壁面設置や吊り下げ型の場合に発生します。
- メンテナンス費: 生きた植物の場合、月額数千円から数万円が業者委託の目安です。
全体として、小規模な自立型であれば数万円から、大規模な壁面設置型やレンタルサービスを含めると数十万円〜数百万円が目安となります。
まとめ:緑の力で理想のオフィス環境を実現しよう
オフィスにグリーンパーテーションを導入することは、単なる空間の仕切りにとどまらず、従業員の心身の健康、生産性の向上、そして企業のイメージアップに繋がる多岐にわたる効果が期待できます。
生きた植物による空気清浄効果を求めるのか、フェイクグリーンによる低コストな美観維持を求めるのか、オフィスの目的と予算に合わせて最適な選択をすることが大切です。ぜひ、この記事を参考に、皆様のオフィスに最適なグリーンパーテーションを見つけ、より健康的で生産性の高いオフィスを実現してください。
著者情報
下田博美
株式会社喜芳園 植物レンタルやフェイクグリーン販売事業を展開しており、社内に園芸装飾技能士(国家資格)、技能グランプリ厚生労働大臣賞受賞メンバーが在籍。株式会社喜芳園の取締役として、主に法人企業様向けにグリーンオフィスを提供しています。
【経歴】
航空会社勤務、秘書歴を経て、観葉植物販売店キトハを運営。インテリアショップの観葉植物コーナーも手がけ、贈答用からオフィス向けまで幅広く精通。「植物があるだけでオフィスの空気はガラッと変わる」ーーそんな想いを伝える情報を発信中です。
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