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ハンギンググリーンの楽しみ方とは?フェイクグリーンを吊るして空間を彩るメリットを解説

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インテリアに緑を取り入れる際、棚や床に置くだけでなく、「天井から吊るして飾る」という選択肢が注目を集めています。この「吊るす」スタイルはハンギンググリーンとも呼ばれており、空中に浮かぶ緑は、空間全体を立体的に彩ります。これは、置いて飾るのとはまた違った開放感や、リラックスした雰囲気をもたらしてくれます。

しかし、天井付近は植物にとって過酷な環境になりやすく、水やりや重量の問題から導入を断念してしまうケースも少なくありません。そこで活躍するのがフェイクグリーンです。

本記事では、天井や壁の高い位置から植物を吊るす魅力と、なぜフェイクグリーンがその設置スタイルに最適なのか、具体的なメリットと活用ポイントを解説します。限られたスペースを最大限に活用し、まるで自然の中にいるような開放感溢れる理想の空間を実現するための、実践的な活用のあり方を探っていきましょう。

ハンギンググリーンの魅力

天井を活用するハンギングスタイルには、空間デザインにおいて非常に優れた効果があります。

視覚的な変化はもちろん、照明器具と組み合わせることで葉の影を壁面や床に映し出し、幻想的なムードを作り出すといった演出も可能です。さらに、視線が上に向くことで部屋の「見どころ」が増え、空間全体の質感が向上するなど、その効果は多岐にわたります。その代表的なメリットを整理しましょう。

デッドスペースの有効活用

床や棚の上にグリーンを置くスペースがなくても、天井や梁(はり)などの「上部の空間」は意外と空いているものです。このデッドスペースを有効活用することで、生活動線を妨げることなく、部屋全体の印象をガラリと変えることができます。足元のスペースを広く保てるため、掃除がしやすく、家具の配置も制限されないという実用的なメリットも併せ持っています。

空間を広く見せる効果

視線が上に向くようになると、空間に奥行きと高さが強調され、実際よりも部屋が広く感じられるようになります。これは「視線を遮るものが床にない」ことと「垂直方向のボリュームが増える」ことによる相乗効果です。また、空中で葉が揺れる様子は空間の「間」を埋め、無機質になりがちな天井付近に柔らかな表情を与えます。立体的な演出を加えることで、単調だった空間がリズムのある魅力的な場所に変わります。

フェイクグリーンを選ぶメリット

天井付近という特殊な場所に設置する場合、フェイクグリーンを選ぶことは実用面で多くの利点があります。

水漏れや汚れのリスク回避

生木のハンギングで最も神経を使うのが、水やりです。高い位置での作業は手間がかかるだけでなく、うっかり水をこぼして床や家具、精密機器を汚してしまうリスクがあります。フェイクグリーンであれば水やりが一切不要なため、下の環境を気にすることなく、理想の場所に配置することができます。

軽量化による落下リスクの低減

生木は土や水を含んでいるため、想像以上に重くなります。天井への負担や万が一の落下を考えると、設置できる場所や鉢の素材に大きな制限が出てしまいます。しかし、フェイクグリーンは非常に軽量な素材で作られているため、天井の下地への負担を最小限に抑えられます。それだけでなく、震災時における落下リスクも低減でき、安全性を確保しやすいという大きなメリットがあります。

高所でのメンテナンス性

天井付近は生木にとっては乾燥や蒸れが起きやすい過酷な環境ですが、フェイクグリーンなら環境変化に左右されず、美しさを長く維持できます。また、蔦(つた)植物などのフェイクグリーンであれば、植木鉢すら必要のない自由なレイアウトも可能です。配管や梁に直接「巻きつける」演出や、壁の隙間から「生えているような表現」など、生木では不可能なデザインを容易に実現できるのもフェイクならではの利点です。

空間を彩るポイント

ハンギンググリーンをよりおしゃれに楽しむための具体的な活用例を紹介します。

目的に合わせた高さ調整

吊るす高さによって空間の印象は大きく変わります。例えば、オフィスの通路であれば頭に当たらない位置に設置しますが、カフェのカウンターやダイニングテーブルの上であれば、座った人の視界に自然と緑が入るようあえて低めに吊るします。さらに、複数のグリーンをバラバラの高さで吊るす「ランダム吊り」にすると、森のような奥行き感が生まれ、よりナチュラルな雰囲気を演出できます。

種類や長さの組み合わせ

「シュガーバイン」や「アイビー」のように長く垂れ下がるつる性のものや、個性的なフォルムの「エアプランツ」などを組み合わせるのがおすすめです。具体的には、ボリュームのある「シダ植物」を中央に配置し、その周囲から細いつる状のグリーンを数本垂らすといった構成にすると、野生味のある豊かな表情が生まれます。また、マクラメ編みのバスケットなど資材の素材感を変えるのも効果的です。

設置する際の注意点

安全に楽しむためには、設置に関する基本的なルールを守ることが大切です。

耐荷重の確認

フェイクグリーンが軽量であるとはいえ、設置するフックや下地が重さに耐えられるかを確認しておく必要があります。石膏ボードの天井には専用のフックを使用したり、しっかりと下地(サン)がある場所を選んだりして、確実に固定しましょう。鉢や装飾材を合わせた「総重量」を把握しておくことが事故を防ぐ第一歩です。

動線の確保

人が頻繁に通る場所で、あまりに低く吊るしすぎるとストレスの原因になります。特に公共の場では、避難動線や看板の視認性を妨げない配慮が必要です。設置した後に実際にその場所を歩いてみたり、椅子に座ってみたりして、圧迫感がないかを確認することが重要です。

まとめ

天井から緑を吊るすハンギンググリーンは、限られた空間を最大限に活かし、日常を忘れさせてくれるような演出を可能にします。管理や安全性のハードルが高い高所での緑化も、フェイクグリーンを賢く活用することで、手軽に、そして安心して取り入れることができます。

「本物の代わり」という枠を超え、自由なレイアウトを可能にするフェイクグリーンの強みを活かして、空中に浮かぶ緑がもたらす心地よい空間づくりを始めてみませんか。

著者情報

下田博美

【会社・プロフィール】
株式会社喜芳園 植物レンタルやフェイクグリーン販売事業を展開しており、社内に園芸装飾技能士(国家資格)、技能グランプリ厚生労働大臣賞受賞メンバーが在籍。株式会社喜芳園の取締役として、主に法人企業様向けにグリーンオフィスを提供しています。

【経歴】
航空会社勤務、秘書歴を経て、観葉植物販売店キトハを運営。インテリアショップの観葉植物コーナーも手がけ、贈答用からオフィス向けまで幅広く精通。「植物があるだけでオフィスの空気はガラッと変わる」ーーそんな想いを伝える情報を発信中です。

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